序盤
(以下、ネタバレを含みます。ご了承ください)
先手を引いた久保九段が三間飛車からの急戦模様を選択
藤井NHK杯の穴熊を警戒したのかもしれません。早めの銀の活用で積極的な駒組
序盤早々、力戦模様で見ていて面白い将棋になりました。
解説の藤井猛九段からは
「普段の久保さんらしくない将棋」とのコメントもありましたが、早指し将棋としては面白い展開に
長距離走ではなく、完全に短距離走のスピード勝負です!
中終盤
中盤以降は、駒がぶつかる華々しい斬り合いに
相居飛車のじりじりした序中盤より、やはり見ていて楽しいですね・・・
久保さんも手を尽くして、藤井玉に派手に迫っているようには見えましたが、なんとなく見切られている(読み切られている)という感じがしました
ただ、久保さんも自陣のそっぽに金を打つなど、粘りのアーティストとして最後まで勝負を捨てません。
早々に決着が着くかと思いきや、思いのほか手数は延びていきます。
↓やはり粘りは大事ですね
ただ、安全に勝つ方法はあったようですが、藤井さんも保険をかけるような妥協した受け一方の手を指さないのもさすがです
終局
その後、じりじりと差を広げた藤井NHK杯が108手までで勝利。
完全に私見ですが、中盤の読みの精度で差がついた気がします。
中盤以降、藤井さんはほぼ考慮時間を使っていないので、ある程度途中から読み切られていた気が。
今行われている王将戦は、藤井八冠は穴熊を用いていますが、本局のような急戦でも普通に強い。
面白い将棋でした。
これで藤井NHK杯はベスト8に進出し、連覇まであと3勝。
次戦の伊藤匠七段との一番が、今から楽しみです!
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