はじめての駒テラス
前から行きたいと思っていた「観る将」の聖地、駒テラス西参道に行ってきました。
最寄り駅は小田急線参宮橋駅。駅からは徒歩で5分程度。道も分かりやすかったです。
先月、たまたま棋王戦第1局の解説会を駒テラスで開催との情報を得て、すかさず申し込みました。
そもそも何もなくても、ふらっと行ってみようと思っていたところだったので、ちょうど良かった。
ちなみに、申し込み開始日時直後にインターネット出願?したのですが、番号は5番目。
1番じゃないんだ・・・
参加費は5,000円。決してお安くはないのですが、熱心な「観る将」は多いんですね。
大盤解説まで
少し早めについて、解説会場を下見。想像よりこじんまりとしていて、何だか教室のよう。
まだ新しいこともあってか、清潔感と透明感があり、良さげな予感。
これはかなり棋士の先生を近くで見られるのでは?とワクワク。
そして、この予感はあとでしっかり的中することになります。
まだ時間もあったので、施設周辺をふらふらしていると、併設のカフェがあったので小休止。
店内では棋王戦のライブ中継もしており、お茶飲みながらまったり見るのは良い気分。
他にも解説会待ちの同好の士もちらほら。
みんな基本的に一人で来てるんですね。ちょっとほっとしたりして( ´艸`)
でも、こういうマニアックなイベントに一緒に来られる友達も作りたいなあ・・・
(そのために、ブログを始めたわけなので)
駒テラスの施設としては、カフェの他には小さい売店もあり、グッズも販売。
ただ品揃えという意味では、千駄ヶ谷将棋会館の1F売店のほうが豊富でした。
今話題の「ひきかくくん」グッズでもあったら、買いたいところでしたけどねー。
あと、特記事項としてはこんなサイン集?も展示されていました。
人の直筆って、最近はなかなかお目にかかる機会も減ったので、妙に新鮮。
中川大輔八段、センターにこのサイズで書ける先生はステキです。
本田奎六段もなかなか良い味出してますね。
個人的には屋敷九段に一票! 味がありすぎです(浦野先生の右横)。
解説開始
16時から解説会が始まりました。
10分前くらいに開場され、部屋に入っていったら、もうそこに松尾先生と伊奈川先生が。
ほんとに目の前でドキドキしました💓
↓この写真では伝わりにくいですが、本当に距離が近いんです
思わず松尾先生に会釈したら、気付いてしっかり反応してくれました。良いひとなんですね( ´艸`)
今まで大盤解説会は、大手町の日経ビルの王座戦解説くらいしか行ったことがありませんでした。
日経ビルはもっと参加人数も多くて、参加者が待っているところに先生方が登場するスタイル。
今回の駒テラスは、入っていったらもうそこに棋士が座っている。
規模の違いと言えばそれまでですが、面白かった。
個人的にはアットホームな駒テラス、アリです!
終局まで
松尾先生の解説が始まりました。
対局結果や棋譜の解説は既報のとおりなので、ここには書きません。
感じたことだけを書きます。
渡辺九段のような切れ味も、天彦九段のような洒脱さもない代わりに、真摯さを感じました。
決して流暢な喋りではないのですが、時間の経過とともに、誠実さが伝わってくるような。
テレビで見たままの、ある意味予想通りの松尾先生が目の前にいました。
後からじわじわと良さがわかってくるような、味わい深い解説でした。
聞き手の伊奈川先生も美しかったです。
特に着飾っているわけではないのですが、それでも十分に。。
時折見せる鋭い突っ込み?にも、頭の良さを感じました。
さすがはお医者さんとの二刀流ですね。
終局後
肝心の対局は、早々に持将棋になり、17時半くらいには解説が終わってしまいました。
残念・・・と思っていたら、質問を受け付けてくださることになり、そこから質問タイム1時間。
早めに終わってしまったので、サービスもあったんでしょうね。
そして、最後に両解説者がサインをして終了。
最後までアットホームな解説会でした。
また違う棋戦の、違う解説者の会に参加してみようと思いました。
将棋って、やっぱ良いなあ・・・。
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