開戦まで
NHK杯もだいぶ佳境に差し掛かってきました。
今日はベスト8入りの最後の椅子を賭けた闘い。佐々木八段vs古森五段の一戦。
解説者として藤井聡太NHK杯選手権者が登場!
若々しいので、まだ20代前半かと思っていた古森五段。実は28歳ということを知りました。
つまり、佐々木八段とは同年代。
佐々木八段に先を越された格好の古森五段にとっては、特に勝ちたい勝負だったと思います。
(以下、ネタバレを含みます。ご了承ください)
開戦~終局まで
戦型は、先手古森五段の三間飛車。
佐々木八段のほうは、相手の出方次第では、穴熊も視野に入れた駒組み。
古森五段はチャンスありと見て、積極的に仕掛けていきますが、徐々に評価値は下がっていきます。
考慮時間もどんどん減っていきますが、形勢好転には至らず。どこかで誤算があったかも・・・
それでも、後半は粘りを見せましたが、最後逆転には至らず。
佐々木八段がA級棋士の貫録を見せて、押切り勝ちでした。
藤井NHK杯の解説
もうひとつ注目していた藤井さんの解説は、終始穏やかな語り口。
浜辺にうち寄せるさざ波のようでした。
あまりに穏やかすぎて、一瞬寝落ちしてしまうほどに・・・
最初は気のせいか口数も少ないように思えた藤井NHK杯ですが、局面が進むにつれて饒舌に。
やっぱり、読みのスピードは尋常ではないということが、素人目にもわかりました。
あと、今日の聞き手は中村桃子さん。
藤井NHK杯とのコンビはしっかり者の姉と純朴な弟という感じで、ほんわかしました!
中村さんも、年下とはいえ七冠王なので、ちょっと気を遣っているのがわかり、ほほえましかった。
ベスト8に勝ち残っている藤井NHK杯。プレーヤーとしての活躍も、引き続き注目です。
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